
Googleが、2025年からすべてのreCAPTCHAサービスをGoogle Cloud Platform(GCP)に統合することを発表しました。
これにより、月間リクエスト数が1万件を超える場合、課金が発生する可能性があるとされています。
その背景を踏まえ、Google reCAPTCHAからCloudflare Turnstileへの移行を実施しました。
ここでは、WordPress + Contact Form 7環境での移行手順を覚書としてまとめます。
1. Cloudflareアカウントの作成
- Cloudflare にアクセスし、アカウントを作成します。
- ダッシュボードの言語が英語の場合は、左下のメニューから日本語に変更可能です。
2. APIキーの取得
- 左メニューより 「Turnstile」 を選択し、「ウィジェットを追加ボタン」を押して新しいウィジェットを追加します。
- ウィジェット作成後に表示される「サイトキー」と「シークレットキー」を控えておきます。
3. WordPressでのプラグイン導入
Contact Form7Cloudflare Turnstileを追加するのにはプラグインのインストールが必要なため調べて、Simple Cloudflare Turnstileというプラグインが良さそうだったので追加しました。
- 「Simple Cloudflare Turnstile」という無料プラグインをインストール・有効化します。 (→ WordPress公式プラグインページ)
4. APIキーをWordPressに設定
- 「設定 → Cloudflare Turnstile」にて、先ほど取得したサイトキーとシークレットキーを入力します。
- Contact Form 7 のフォーム編集画面で、Turnstile専用のショートコード(例:[turnstile])をフォーム内に追加します。
5. CSSでデザインを調整(中央寄せなど)
フォームの下に置いた時にバランスが悪かったので少しCSSで整えました。
.cf-turnstile {
text-align: center;
}
.cf-turnstile > div {
display: inline-block;
}
6. reCAPTCHAの設定を削除
Contact Form 7 の「インテグレーション」から、Google reCAPTCHA の連携設定を削除します。
7. Google reCAPTCHA から該当ドメインを削除
Google reCAPTCHA 管理ページにアクセスし、 該当のreCAPTCHA設定から使用中のドメインを削除します。
✅ 所感
- Turnstileは無料で使えるうえ、表示も高速で、デザインもシンプル。
- 今後reCAPTCHAの無料枠縮小やGoogle Cloud課金が進むことを考えると、早めの移行が安心。
- Contact Form 7との連携もスムーズに行えました。